弱酸性美容を初めてやってみようとお越しくださったお客様でも

施術を出来ずにお帰りになる場合があります。

それは、脱色を伴う色味をご希望の場合。

弱酸性カラーの場合、毛髪内部をいじることは出来ませんので

黒い髪は黒いままということになります。

白い髪も中は白いままで、表面に色を纏っただけ。

だから傷まないんです。

ネット予約の際にはその点も記載されているのですが、

年に数人はこの理由でお帰りになる方がいらっしゃいます。

なぜだと思いますか？

それはアルカリ性のヘアカラーで

茶色い髪色にしているにもかかわらず、

『私はブリーチはしていません。』

という勘違いをされている方が多いんです。

要は、脱色しなくても明るい髪色になっている

と思っているんですよね。

そうすると、弱酸性でも当然明るく出来るはず。

と思うのかもしれません。

ブリーチ剤というものでなくても、

髪色が黒から茶色へとトーンアップしているということは

黒い色素のもとであるメラニンを壊して

脱色しているということになります。

その点を理解せずにカラーリングしているという時点で

僕は怖いなと思います。

自分の体の一部に行う施術のメカニズムも知らずに

ファッション感覚で染めている。

本来はそれでいいと思いますが、

結果、髪はダメージし、悩みの種になっている方が殆ど。

これだけ情報がある時代に何も知らずに

ヘアカラーをするというのは

平和ボケしていると言えると思います。

アレルギー症状や痒みが出る方にとっては

とんでもない脅威ですから

少し興味を持って調べてみてからやっていくのが

良いのかなと思います。

ラテラルで初めてのお客様に実験をお見せする理由は

それを確信に変える為。

弱酸性を選んでよかった、知れて良かった。

となって欲しいのです。

相手がプロであっても

なんでもかんでも信用できる時代ではなくなったと思います。

良かれと思ってのヘアカラーでダメージしたり、

アレルギーになってしまってはもったいない。

自分の健康に関することですから多少の知識を入れてから

美容室を選んでいくと失敗しにくいのではと思います。



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